店舗名
LUDLOW BLUNT Osaka(ルドローブラント大阪)
関西屈指のビジネス街、大阪本町。この街に古き良きアメリカを感じることのできるBARBERがある。
100年以上の歴史を持つブランド、ルドローブラントだ。
ルドローブラントを日本展開している、有限会社PAPA’S&MAMA’S 新業態開発次長の今井寿博さんにお話を伺った。
復活した「LUDLOW BLUNT」の精神を受け継ぐバーバーサロン
ルドローブラント大阪は、2020年4月にオープンした、東京に続くルドローブラント3店舗目のサロンだ。そのルーツは、1901年にニューヨークで誕生したオリジナルのグルーミングショップ「LUDLOW BLUNT(ルドロー・ブラント)」に遡る。
創設者であるコモドール・ルドローとコーネリアス・ブラントが手掛けたこの店は、当時のアメリカン・ジェントルマンたちを魅了したが、1929年の世界恐慌で惜しくも閉店。しかし、その後も「LUDLOW BLUNT」の名は、クラシックでスタイリッシュな理髪文化の象徴として語り継がれた。
歴史を蘇らせたのは、英国出身のラッセル・マンリー氏。彼は朽ち果てた1920年代の理髪店を再生させるプロジェクトに成功し、そのノウハウを活かしてニューヨーク・ブルックリンに「LUDLOW BLUNT」を再開。旧き良きアメリカの理髪文化を現代の技術と融合させ、世界中で愛されるサロンブランドとしての地位を確立した。
関西経済の中心地、本町で展開するルドローブラント
日本での展開は、ルドローブラントの精神を色濃く受け継いでいる。大阪店は、ヴィンテージ感溢れるクラシックなアメリカンスタイルを強調し、店内の鏡や椅子などのインテリアには、こだわりのビンテージ加工や輸入品を採用。顧客に特別な空間を提供しているので是非体感して欲しい。
大阪本町は、関西屈指のオフィス街であり、多様な客層が訪れる場所だ。平日には20代から60代までの働く男性が多く、企業役員なども常連とのこと。休日になると10代の若者も多く訪れ、幅広い年代に愛されている。
人気のスタイルはビジネス向けのヘアカットやパーマで、近年トレンドのスキンフェードスタイルは少なめ。
一方で、メニューにはカット/シェービング/パーマ/を含むメンズフルコースがあり、特にオイルシェービングを加えたフルコースが好評を博しているそう。
ルドローブラントプロダクトについて
ルドローブラントは、ヘアカットのサービスだけでなく自社で開発したスタイリング剤やグルーミング製品にも力を入れている。
デザインにも徹底的にこだわり、目を引くパッケージが特徴。もちろん品質も高品質だ。
このプロダクトは元々日本で開発されたが、本国アメリカでもその品質が認められ日本で開発された製品が逆輸入されてアメリカでも使用されている。
ルドローブラントに通っている、勤務していることがステータスになるようなブランドにしていきたい
最後に日本のBARBER業界や今後の展望について今井さんに伺った。
Q.店舗運営やスタッフ教育で意識していることは?
A.働きやすい職場環境を整えることを重視しています。
ルドローブラントでは給与の適正な還元や、最低限のルールを守ることで、理容師たちが働きやすい環境を提供しています。店長という役職を置かず、フラットな組織形態を採用しているのも特徴です。また、全スタッフが業務委託で、採用は厳選されたプロフェッショナルのみ。本社が集客を担当し、スタッフは施術に集中できる仕組みを整えているので非常に働きやすい環境だと思います。
Q.現在のBARBERブームについて思うことは?
A.各店舗の強みやこだわりが見えてきていて熱い業界になってきている印象
年々店舗が増えてきており、各店舗の強みやこだわりが見えてきており、どんどん熱い業界になっている印象ですね。
東京だと「ミスターブラザーズ」「バルバトウキョウ」「ヒロ銀座」といった、憧れのブランドが多数存在している一方で、大阪はブランド力よりも技術力や人情を重視し、店舗のこだわりを体現している印象があります。
Q.最終的は目標は
A.多くの人にルドローブラントを知ってもらうこと
ルドローブラントの目標は、ブランドをさらにもっと多くの人々に知ってもらうこと。
顧客が通うこと、スタッフが働くことが一種の「ステータス」となるような存在を目指しています。
古き良きアメリカのバーバー文化を広げるルドローブラントの挑戦は、これからも続いていく。